QYLDを2018年から所有した筆者がQYLDについて解説します。
QYLDには気になる配当やメリット、デメリットもあるので購入を考えているあなたの参考になれば幸いです。
今回はすでに証券口座を持っていて高配当といわれるQYLDに興味ある方向けに実体験を書いています。
QYLDは高配当と言われるETFです。
クセがあるのでスパイス程度に組み入れるのがいいですよ
QYLDとは?
QYLD(Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF)は、NASDAQ100指数に連動し、カバードコール戦略を採用したETFです。
その特徴である毎月の配当と高配当利回りが、多くの投資家から注目を集めています。
このブログでは、QYLDの配当の仕組みやメリット・デメリット、そして実際の投資体験を交えた運用方法について解説します。
投資はメリット、デメリットをちゃんと理解しないとね
私がQYLDと出会ったきっかけ
私が投資を始めたのは2018年頃です。
「まだ株?なにそれ?でも毎月お金がもらえる株があるみたいだよ」という話を聞き
「毎月配当金が欲しい」と考え、いろいろなETFを探していました。
その中で出会ったのがQYLDというETFでした。当時の記憶では10%以上の配当金を出す1番高配当のファンドでした。
ブログや記事をたくさん読んで、「これなら自分に合う」と思い、思い切って購入しました。
そして、2024年の今でもQYLDを保有しています。
今は所有していてよかったなという思いです
結果論だけど、優良インデックスファンの方が成績はよかったね
毎月の配当金を受け取りながら、QYLDが私のポートフォリオの一部になっています。
途中、「タコ足配当なのでは?」「結局損をするのでは?」と不安になることもありました。
しかし、今では6年で13%の株価アップという結果を得ていて、配当金は上下はありますがいまでも毎月もらえています。
ただ、ファンドの全体的なチャートを見比べると、オールカントリーのインデックスファンドは100%近い成長を遂げています。
そのため、トータルで見ればQYLDはインデックスファンドには及びません。
現在は、総額を増やす目的でインデックスファンドを積み立てています。
しかし、QYLDは売らずに保有を続けるつもりです。
また、配当金を事業所得と相殺できる点も嬉しいメリットの一つです。
詳しくメリット、デメリット説明していきます。
2020〜21年のQYLDブーム
QYLDは2020年から2021年にかけて一時的に大きな人気を集めました。
特に高配当と毎月の安定収入という特徴が、低金利時代において魅力的に映ったのです。
しかし、ハイテク銘柄が低迷すると、NASDAQ100に連動するQYLDの株価も下落します。
私自身、この展開は想定していたため驚きはありませんが、初心者には向かないと感じています。
それは株価の上昇が期待できないので精神的に慣れていないと耐えれません。
当時S&P500や全米の指数に連動したQYLDと似たようなファンドXYLDなどが出現しました。
高配当ブームがあったね
似たようなファンドがたくさん出現したね
直近のQYLDのパフォーマンス
2024年単体のデータによると、QYLDは引き続き安定した高配当を提供していますが、株価の上昇は期待できない状況が続いています。
直近1年間の株価推移を見ても、大きな上昇は見られず、ハイテク銘柄の低迷が予想されていましたが、なんとかマイナスにはなっていない状況が続いています。
QYLDの現在の配当利回り
最新の配当利回りは約11%前後で推移しており、これは非常に高い水準です。
毎月の配当が安定しているため、投資家にとっては魅力的な選択肢となっています。
2024年はFANG➕やS&P500が過去最高値を出しました
2024年は記録づくしでしたね
QYLDの価格推移と現状
QYLDの価格はここ10年間でメインのハイテク銘柄と連動して順調に下がってきました。
特に、最近のハイテク銘柄の調子が悪かったことも影響しています。
しかし、これはQYLDの特性を考えると想定内の動きです。
もともと、株価の値上がりを放棄して高配当に回すという性質があるため、価格の下落は問題ないと考えています。
こちらは過去10年のチャートです。
2018年と比べ6ドルも下落していますが配当金と合わせたらプラスです。
しかし優良インデックスファンドと比べると劣ってしまっています。
高配当だからって飛びつくのは危険だね
トータルで考えないとダメです
QYLDのメリットまとめ
なんといっても高配当と毎月配当ですねQYLDは全銘柄の中でもトップクラスの配当利回りが魅力です。
配当は毎月支払われ、まさに「自分年金」のような感覚です。
QYLDは高配当利回り
QYLDは市場でもトップクラスの高配当ETFです。
安定した収入を得たい投資家にとって、大きな魅力となっています。
QYLDは毎月配当
QYLDのもう一つの特徴は、配当が毎月支払われることです。
定期的なキャッシュフローを求める投資家にとって、この点は非常に魅力的です。
QYLDの配当金は税務面でのメリットがある
私の場合、QYLDの配当金は雑所得なので事業所得が赤字なら相殺できるのも嬉しいポイントです。
配当金を得ることで事業の収益とバランスを取れるのは、個人事業主には大きなメリットです。
QYLDのデメリットまとめ
一方でQYLDにはデメリットもあります。
このデメリットを考えると優良インデックスに劣るので説明していきます。
QYLDは株価の上昇は期待できない
QYLDはカバードコール戦略の性質上、株価が大幅に上昇してもその利益を得られません。
そのため、株価の成長よりも配当収入を重視する投資家向けのETFです。
QYLDは経費が高い
優良インデックス(オールカントリーやS&P500など)に比べ、QYLDの経費率は高いです。
長期的な資産形成を目指す場合、この点は注意が必要です。
QYLDは売買手数料が高い
売買手数料が優良インデックスファンドよりも高めで、頻繁な売買には向いていません。
経費が高いのかー
余計なお金は払わないのが投資の必須条件よ
QYLD 配当を活用した投資戦略
QYLDの安定収入を活用
しかしQYLDの毎月の配当を生活費や再投資に利用することで、安定したキャッシュフローを構築できます。
配当収入を重視する投資家にとっては、効果的な選択肢です。
おすすめは他のファンドとの組み合わせ
QYLD単体では資産の大幅な成長は期待できません。
そのため、優良インデックスファンドと組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを取ることが可能です。
QYLDと他のファンドの組み合わせ
QYLD単体では資産が大きく増えることはありませんが、安定した収入を求める投資家には有効です。
そのため、私はQYLDと優良なインデックスファンドを組み合わせています。
特に以下のファンドをおすすめします:
- 全米株式ファンド(例:VTI、S&P500)
- 全世界株式ファンド(例:VT、オールカントリー)
インデックスファンドは長期投資に適しており、積み立てNISAを活用することで非課税のメリットも享受できます。
将来的に資産が大きく成長する可能性が高いこれらのファンドと、安定収入を提供するQYLDの組み合わせは、リスクとリターンのバランスを取る上で効果的です。
QYLDを購入する方法
QYLDは楽天証券やSBI証券などのネット証券で購入できます。
手数料を抑えるためにも、対面型の証券会社での購入は避けた方が良いです。
手数料や経費が高いQYLDに無駄な費用をかけず、ネット証券を通じて自分で取引することを強くおすすめします。
株価だけみると右肩下がりだね
今のうちに売ったら?
まとめ:QYLD 配当で安定収入を得る
QYLDは高配当と毎月の配当という特徴を持つETFです。
株価の上昇よりも配当収入を重視する投資家に向いています。
一方、運用経費や株価の値上がり益を放棄するデメリットもあります。
そのため、他のインデックスファンドとの併用が効果的です。
私はインデックスファンドを積み立てながら、QYLDを保有し続けています。
毎月の配当金は事業所得と相殺できるため、私にとって大きなメリットです。
QYLDの配当をうまく活用し、安定したキャッシュフローを実現してください。
長期的な資産形成と安定収入の両立を目指す方に、QYLDはおすすめです。
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