QYLDは人気の高配当ETFですが、2024年開始の新NISAでは買えません。
本記事では、その理由と代替案について詳しく解説します。
他にも新NISAを利用した資産形成を検討している方に役立つ情報をお届けします。
・新NISAでQYLDが買えない理由
・QYLDとおすすめの組み合わせ

なんでQYLDはNISAで買えないの?

それなりの理由があるのね

証券口座がすでにある方も取引手数料無料の楽天証券がオススメですよ
- 🚀初心者でも使いやすい
- 🌏 豊富の株式の取り扱い
- 📈 NISA専用のページがわかりやすい
- 💰 楽天ポイントで投資可能
- 🚀 スマホでも簡単に売買できる便利な取引ツール
- 🏦 楽天銀行と連携すれば、スムーズに資金移動もOK!
新NISAでQYLDが買えない理由

【悲報】
— 20代怠け者 🦥 上本敏雅 | Tipstour (チップスツアー) (@20sInvest) January 3, 2024
新NISA、毎月配当型のETFが購入不可に
QYLD、JEPI、BLVなどの毎月配当型のETFは除外され、新NISA枠では買えなくなってしまったようです💀
購入可能な配当株は、通常通り3ヶ月に1回の配当のETFのみとなる模様…
うーん、この部分に関しては改悪だなあ
素直に高配当ETF買うしかないかぁ pic.twitter.com/iFhi8wnwuP
- 信託期間が20年未満の投資信託は対象外
- 毎月分配型の投資信託は対象外
- デリバティブ取引を利用する一定の投資信託は対象外
信託期間が20年未満の投資信託は対象外
新NISAでは、信託期間が20年以上または無期限の投資信託しか購入対象とされません。
これは、制度が長期的な資産形成を支援する目的で設計されているためです。
QYLDの信託期間は現時点で10年未満であり、制度の基準に達していません。
そのため、新NISAでは購入できない商品に分類されてしまうのですね。
毎月分配型の投資信託は対象外
QYLDのように毎月分配金を出すタイプの投資信託も、新NISAでは対象外となっています。
このような商品は、分配金の一部が元本から支払われていることが多く、実質的な資産形成には不向きとされるからです。
たとえば、QYLDは高い分配金が魅力ですが、その分、再投資による複利効果が期待しづらい商品です。
制度としては、長期で資産を効率的に増やす商品を優遇するため、毎月分配型は除外されているのです。
ですね。

複雑な仕組みってことね

純粋に株式のみじゃないってことよ
デリバティブ取引を利用する一定の投資信託は対象外
新NISAでは、デリバティブ取引を活用する一部の投資信託も除外対象となっています。
QYLDは、カバードコール戦略と呼ばれるオプション取引を使った設計が特徴です。
このような複雑な仕組みはリスクが高く、初心者投資家にとっては理解が難しいとされ、制度の安全性・透明性の観点から排除されています。
結果として、QYLDのような戦略型ETFは新NISAの枠組みから外されているのです。
新NISAで対象外となる主な条件とQYLDの対応まとめ
条件 | QYLDの状況 |
---|---|
信託期間が20年以上または無期限 | 現在10年未満で対象外 |
毎月分配型 | 毎月分配金を支払っており対象外 |
デリバティブ取引を利用する商品 | カバードコール戦略(オプション使用)で対象外 |
↑本で新NISAを調べたい時はこちらの本がオススメです↑
新NISAで買えないQYLDの特徴

新NISAでは、長期の資産形成を目的として、一定の基準を満たした商品だけが対象とされています。
その一方で、高配当ETFとして人気のあるQYLD(グローバルX NASDAQ100 カバードコール ETF)は対象外となっています。
その理由を、QYLDの特徴から見ていきましょう。

難しい言葉ばかりでわかりにくい
信託期間が短く、長期運用に不向き
QYLDの信託期間は10年未満とされており、新NISAの基準に合致しません。
制度では、信託期間が20年以上、もしくは無期限の商品だけが対象になります。
これは、長期にわたって安定して資産を運用するという制度の趣旨に沿った条件です。
短期間で終了する可能性のある商品は、制度的に安定性が欠けると見なされ、対象外となってしまうのです。
こうした背景から、QYLDのような商品は新NISAでは扱えないのですね。
毎月分配による再投資効率の低さ
QYLDは毎月分配型のETFで、配当金をこまめに受け取れるのが魅力ですが、新NISAではこうした商品は対象から除外されています。
理由として、分配頻度が高い商品は元本の取り崩しを伴いやすく、資産の長期成長を阻害してしまう傾向があるからです。
実際、QYLDの分配金は高額ですが、再投資による複利効果が活かしにくく、投資効率は決して高くありません。
そのため、新NISAでは長期的に資産を増やすという目的にかなわないとして、毎月分配型の商品は排除されているのです。
デリバティブを使った高リスク運用
QYLDは、オプション取引を活用した「カバードコール戦略」を用いて高配当を実現していますが、この運用手法が新NISAでは敬遠されています。
デリバティブ(金融派生商品)を使った戦略は値動きが複雑で、特に投資初心者にはリスクを理解しにくい商品となるからです。
QYLDもその例に漏れず、NASDAQ100というハイテク銘柄の指数に連動しながら、オプションを活用して配当を生み出す設計になっています。
このような高リスク・高リターン型の商品は、新NISAの「わかりやすく、安定した資産形成」を支援するという目的にはそぐわないのです。
QYLDが新NISAで対象外となる理由一覧
特徴 | QYLDの状態 | 新NISAの要件 |
---|---|---|
信託期間 | 約10年未満 | 20年以上または無期限 |
分配頻度 | 毎月分配型 | 年1〜2回、再投資を前提とする商品 |
運用手法 | カバードコール戦略(オプション利用) | デリバティブ不使用の商品が望ましい |
高配当率が魅力ですが、毎月分配型であることや、デリバティブ取引を使用していることが、新NISAの条件に適合しない理由となっています。
新NISAは利益に税金がかからない制度

新NISAは、日本人の長期的な資産形成を支援することを目的に導入された新しい投資制度です。
この制度は「成長投資枠」と「積立投資枠」の2つのカテゴリーに分かれており、それぞれ投資可能額が設定されています。
特に成長投資枠では、株式やETFなどの投資商品が対象となりますが、すべての商品の投資が許可されるわけではありません。

税金がかからないのは確定申告の手間も省けます
通常取引は20%ほど利益から税金(住民税・所得税)が引かれますがNISAは引かれません。
2024年に「成長投資枠」と「積立投資枠」の2つのカテゴリーの投資をしましたが、これといって大きな差はないです。
ここで紹介する優良ファンドは「成長投資枠」と「積立投資枠」に該当します。※QYLDは別
・優良ファンド例:オールカントリー、S&P500
・譲渡益、配当金ともに非課税(最高!)

資産形成はNISAを最優先してください

今の所メリットしかありません
運用益・配当金がすべて非課税になる仕組み
新NISA口座で得た利益は、運用益も配当金もすべて非課税になります。
本来、株式や投資信託で利益が出ると約20%の税金が引かれますが、新NISAならその心配がいりません。
たとえば、年間10万円の配当が出た場合、通常なら約2万円が税金として差し引かれますが、新NISAならまるごと10万円を受け取ることができます。
税金を気にせず運用できるのは、新NISAの最大の魅力といえるでしょう。
課税口座と比べてどれくらいお得か
新NISAは、同じ成果でも課税口座より手取り額が大きくなります。
課税口座では、利益が出るたびに税金が引かれるため、資産の増え方も緩やかになります。
たとえば、100万円を年5%で10年間運用した場合、課税口座では最終的に約128万円ですが、新NISAでは約163万円まで増やすことができます。
この差は10年、20年と運用を続けるほど大きくなるため、長期投資において非課税効果はとても強力です。
売却時にも税金がかからないって本当?
はい、本当です。新NISAでは、売却時に利益が出てもその利益に税金がかかりません。
つまり、買ったときよりも値上がりして売ったとしても、その差額はすべて非課税で手元に戻ってきます。
たとえば50万円で購入した株が80万円に値上がりした場合、通常なら約6万円の税金が発生しますが、新NISAではその80万円がまるまる自分のものになります。
出口まで非課税という点は、投資のしやすさにもつながっています。
新NISAと課税口座の比較
比較項目 | 新NISA | 課税口座 |
---|---|---|
運用益の課税 | 非課税 | 約20.315%課税 |
配当金の課税 | 非課税 | 約20.315%課税 |
売却益の課税 | 非課税 | 約20.315%課税 |
長期投資への適性 | 非課税で複利効果が活かせる | 税引き後で資産の増加が抑えられる |
新NISAでQYLD以外を買う方法

QYLDは新NISAでは購入できませんが、以下の代替案があります。
・特定口座や一般口座での購入
・代わりに新NISAの対象となる高配当ETFを選択
特定口座や一般口座での購入
QYLDは、特定口座や一般口座を利用して購入することが可能です。
新NISAによる非課税の税制優遇はありませんが、自由度の高い投資が可能です。

新NISAで買える商品は国からも認められています
しかし譲渡益や配当金の20%税金がかかるのでおすすめしません。
NISA枠を使うことを優先してください
代わりに新NISAの対象となる高配当ETFを選択
QYLDほど高配当ではありませんが、新NISAの対象であるSPYD、HDV、VYM、楽天SCHDなどの高配当ETFを検討することで、代替となる投資商品を見つけることができます。
私は2025年QYLDは現状維持とし楽天SCHDとFANGをポートフォリオに加えます。
楽天SCHDはSPYD、HDV、VYMより高パフォーマンスを期待できます。

楽天SCHDが楽しみです

ここで紹介したファンドは楽天証券で買えます
新NISAで買えないQYLDと優良ETFの経費比較

以下はQYLDと新NISAで購入可能な代表的なETFの比較表です。

楽天SCHDは経費が高くみえますが外国税など含まれているからです。
株価推移の比較
S&P500も合わせて、それぞれのETFのパフォーマンスを比較してみましょう。
2016〜

- S&P500(黒線)
- 他のETFを大きく上回るリターンを示しています。
- SCHD(紫線)
- S&P500に次いで高いリターンを示し、約125%の上昇。
- 長期的に安定した成長を示しており、配当重視ながらもキャピタルゲインも期待できるETF。
- 楽天SCHDはこのファンドを間接的に買っています
- VYM(赤線)
- 約96%の上昇。
- HDV(オレンジ線)
- 約60%の上昇。
- SPYD(青線)
- 約55%の上昇。
楽天SCHDはSPYD、HDV、VYMより高パフォーマンスを期待できます。

楽天SCHDで手堅く運用を目指します!
新NISAで買えないQYLDとの向き合い方

投資を検討する際には、各商品の特徴やリスクを十分に理解し、自身の投資目標に合った選択をすることが重要です。
QYLDは高い配当利回りを持つ一方で、リスクも伴うため、その特性をしっかり理解した上で活用することが効果的です。
また、非課税投資のメリットを最大限活かすため、新NISAの対象商品についても積極的に検討しましょう。
関連記事
詳細は公式ページで確認
投資に関する詳細情報は、証券会社の公式ページで確認することをおすすめします。
他の高配当ETFの情報も参考にして、自分に合った投資戦略を見つけましょう。

証券口座がない方も、ある方も取引手数料無料の楽天証券がオススメです。
- 🚀初心者でも使いやすい
- 🌏 豊富の株式の取り扱い
- 📈 NISA専用のページがわかりやすい
- 💰 楽天ポイントで投資可能
- 🚀 スマホでも簡単に売買できる便利な取引ツール
- 🏦 楽天銀行と連携すれば、スムーズに資金移動もOK!
コメント