「JEPQって高配当で話題だけど、“やめとけ”って言う人もいるのはなぜ?」
実際に投資を検討している方にとって、この一言は気になるものですよね。
本記事では、JEPQの特徴・リスク・QYLDとの違いを徹底解説し、あなたにとって「やめとけ」なのか「アリ」なのかを明らかにします。
- 「JEPQ やめとけ」と言われる理由
- JEPQの基本的な仕組みと特徴
- QYLDとの違いと比較表
- 向いている人・向いていない人のタイプ
- JEPIとの違い(補足)

QYLDとともに話題になりました

今はどうなったのかな
「JEPQ やめとけ」と言われる5つの理由

① 市場の値動きが激しく、価格変動リスクが大きい
NASDAQ市場は成長性が高い一方で、急激な値動きが発生しやすく、価格の上下が激しいのが特徴です。
→ そのため「安定配当を期待していたのに値下がりで損失が出た」という投資家も。
② カバードコール戦略による“上昇益の制限”
株価が急上昇した場合、オプション売却によってキャピタルゲインを取り逃す可能性があります。
→ 成長局面での利益を最大限に得られないことが、「やめとけ」と言われる理由です。
③ 税金・手数料・為替の“三重苦”
配当には米国課税(10%)+日本の課税(20.315%)
米ドル建てによる為替リスク
経費率は0.35%とそこそこ低めですが、長期保有ではコストが蓄積
④ 上昇局面ではQYLDより弱い場面も
→ QYLDはインデックス連動型(NASDAQ100指数)なので、JEPQより純粋な「指数の波」に乗れる場合も。
→ 一方、JEPQは個別株式とオプション戦略の組み合わせなので上昇相場ではパフォーマンスが劣る可能性あり。
⑤ 長期保有しないと“配当の恩恵”を受けにくい
→ 月次配当で安定感はあるが、短期投資には不向き。 → ボラティリティと税金で「実際の手残りが少ない」印象を受ける人も。
JEPQとは?基本情報をわかりやすく解説
項目 | JEPQ | QYLD |
---|---|---|
投資対象 | ナスダック上場個別株(103銘柄) | NASDAQ100指数 |
設定日 | 2022年5月 | 2013年12月 |
運用会社 | JPモルガン | グローバルX |
カバードコール戦略 | オプションを部分的に活用 | 100%フルカバードコール |
分配金利回り | 約11% | 約11〜12% |
経費率 | 0.35% | 0.60% |
最大ドローダウン | -19.3% | -36.2% |
リスクの性質 | 分散型・やや守り重視 | 攻め型・一括戦略 |
→ JEPQは守備力、QYLDは攻撃力というイメージです。
JEPQ(JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETF)は、NASDAQ100銘柄を中心に投資するETFで、カバードコール戦略を活用して高配当を狙う商品です。
- 運用会社:JPモルガン
- 投資対象:ナスダック上位の成長株(ハイテク株など)
- 特徴:キャピタルゲイン+オプション売却収益により、月次分配を提供
- 分配利回り:約11%(変動あり)
QYLDと同じく「カバードコール戦略」を用いていますが、銘柄構成や収益構造には大きな違いがあります。
JEPQが向いている人・向いていない人
✅ 向いている人
- 毎月のインカム(配当)を安定して得たい人
- 為替リスクや配当税を理解し、長期投資できる人
- ボラティリティを許容しながらも成長株に投資したい人
❌ 向いていない人
- 短期で大きな値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いたい人
- 為替や税金などの細かい管理が面倒な人
- ETFを「買ったら放置したい」タイプ
JEPIとの違い(補足)
JEPQと混同されがちなのが、同じJPモルガンのJEPIです。
項目 | JEPI | JEPQ |
投資対象 | S&P500(低ボラティリティ) | NASDAQ100(成長株) |
戦略 | エクイティ・リンク・ノート戦略 | カバードコール戦略 |
利回り | 約8% | 約11% |
リスク | 低リスク・安定型 | 中リスク・成長型 |
→ JEPIは「守りたい人」、JEPQは「攻めたい人」におすすめ。
結論:JEPQは「やめとけ」ではなく“合う人・合わない人”がハッキリするETF
「やめとけ」という声が多いのは、
- リスクを理解せずに購入してしまう
- 税金や為替を見落としていた
- 上昇益を期待しすぎていた というケースが多いからです。
にはJEPQは選択肢のひとつになるはずです。
昨晩、米国個別株を利確して、出来た余力でJEPQを買い増しして年間配当少しアップ⤴️
— NAO@目指せ配当金生活💰 (@nao_toushi) February 19, 2025
働いているうちは配当金全部再投資
仮に全てJEPQに再投資したら年間50〜60万配当金増える事になる
目標は今年700万 pic.twitter.com/OPVHCL5pwi
JEPQ やめとけと言われるリスクを徹底解説!

市場リスクの詳細
- Nasdaq市場の特性: ハイテク企業や成長企業に偏った市場構成のため、経済情勢や業界特有のニュースにより急激な変動が起こりやすい。
- 外部要因の影響: 米国経済の動向、金利の変化、国際情勢など、さまざまな外部要因が市場に影響を及ぼします。
カバードコール戦略の限界
- 利益制限のリスク: 株価が急上昇した場合、オプション売却により利益が上限に抑えられるため、成長局面での恩恵を十分に受けられない可能性があります。
- オプション市場の変動: 市場状況によっては、プレミアム収入が期待よりも低くなる場合もあり、安定配当としての効果が薄れるリスクがあります。
税金・手数料・為替リスク
- 税金の負担: 海外ETFとして、配当金に対する源泉徴収税が発生するため、税引後の収益が予想よりも少なくなる可能性があります。
- 為替リスク: 米ドル建ての資産運用となるため、為替の変動が日本円での実際のリターンに大きく影響します。
- 運用手数料の影響: 長期投資においては、手数料が積み重なり、トータルリターンを圧迫するリスクがあります。
JEPQ やめとけ?実は向いている人もいる!

◼️米国高配当ETF時価総額(2025/02/20)$VYM 9兆3483億円 ↑$JEPI 5兆9526億円 ↑$JEPQ 3兆5721億円 ↑$HDV 1兆6440億円 ↑$QYLD 1兆3527億円 ↑$SPYD 1兆360億円 ↑$XYLD 4982億円 ↑$RYLD 2263億円↑$IQQQ 169億円↑
— あいむ (@aimutan_jp) February 20, 2025
主要ETF$VOO 95兆5508億円↑$QQQ 51兆5540億円↑
国内株
JT 7.4兆円↓ pic.twitter.com/gyU44WOTtQ
JEPQ やめとけ?代替となるおすすめの投資法

JEPIやQYLDとの比較
JEPQと似た特徴を持つETFには、JEPIやQYLDがあります。これらはどちらもカバードコール戦略を用いて配当収入を狙う点では共通していますが、投資対象や運用方針に違いがあります。
JEPQとQYLDの比較を表にまとめたものです:
項目 | JEPQ | QYLD |
---|---|---|
正式名称 | JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF | Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF |
運用会社 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント | グローバルX |
投資対象 | NASDAQ 100関連株式 | NASDAQ 100指数 |
設定日 | 2022年5月 | 2013年12月 |
分配金利回り | 約9.46% | 約11-12% |
経費率 | 0.35% | 0.60% |
純資産総額 | 約234億ドル | 約88億ドル |
銘柄数 | 103 | 103 |
上位10銘柄構成比 | 15.54% | 54.25% |
52週ボラティリティ | 13.14% | 10.76% |
シャープレシオ | 1.69 | 1.62 |
最大ドローダウン | -19.34% | -36.27% |
直近1年間のトータルリターン | 26.86% | 21.91% |
投資戦略の特徴 | NASDAQ 100関連株式+カバードコール | NASDAQ 100指数+カバードコール |
株価上昇の恩恵 | 一部享受可能 | 限定的 |
インカム重視型と成長重視型の選択
投資家の目的に応じて、安定した配当収入を重視するのか、成長銘柄によるキャピタルゲインを狙うのかを明確にする必要があります。JEPQはインカム重視の投資戦略として有力ですが、成長性を追求するのであれば、他のETFや個別株との組み合わせも検討するべきでしょう。
投資家は自身のリスク許容度と投資目標に応じて、適切なETFを選択することが重要です。
グローバルX vs JPモルガン🐈
— あさり@バリスタFIRE (@asari_wiz) February 22, 2025
インカム重視 $XYLD $QYLD
インカムとキャピタル両取り $XYLG $QYLG $JEPI $JEPQ
XYLGとJEPIでTRを見ると、XYLGがやや優勢
QYLGとJEPQでは、JEPQが優勢かニャ
ฅ^•ω•^ฅ💞 pic.twitter.com/obXfOUWEUa
JEPI vs. JEPQとの比較

JEPI vs. JEPQと特徴の違い
- 投資戦略
- JEPIはS&P 500指数をベースに、低ボラティリティ銘柄を中心に投資し、安定性を重視。
- JEPQはNASDAQ 100指数をベースに、大型成長株を中心に投資し、高い成長性と分配金利回りを提供。
- 分配金利回り
- JEPIは約8%で安定した収益を目指す。
- JEPQは約11%とより高い分配金利回りを提供するが、リスクも高い。
- リスクとリターン
- JEPIは低ボラティリティで安定した運用が可能。
- JEPQはNASDAQ 100の成長性を活用し、高いリターンが期待できるが、ボラティリティが高い。
- 適した投資家
- JEPIは安定した収益を求める保守的な投資家向け。
- JEPQは成長性と高配当を求める積極的な投資家向け。
- JEPI:S&P500の中でも低ボラティリティの大型株を中心に投資し、オプション戦略(ELN=エクイティ・リンク・ノート)を活用して安定したインカムを狙う。
- JEPQ:NASDAQ 100指数に連動したハイテク株中心のポートフォリオを組み、カバードコール戦略で高配当利回りとキャピタルゲインを狙う。
🔹 ポイント: JEPIは「安定重視」、JEPQは「成長+高配当」という違いがある。
どちらを選ぶべきか?
項目 | JEPI | JEPQ |
---|---|---|
運用会社 | J.P.モルガン・アセット・マネジメント | J.P.モルガン・アセット・マネジメント |
投資対象 | S&P 500指数の低ボラティリティ銘柄 | NASDAQ 100指数の大型成長株 |
設定日 | 2020年5月20日 | 2022年5月3日 |
分配金利回り | 約8% | 約11% |
年間リターン (YTD) | 約6.78% | 約31.87% |
1年リターン | 約6.93% | 約26.88% |
シャープレシオ | 0.85 | 2.12 |
ボラティリティ | 低(標準偏差9.11%) | 高(標準偏差12.90%) |
最大ドローダウン | -13.71% | -16.82% |
資産配分 | 株式80%、仕組債20% | 株式80%、仕組債20% |
経費率 | 0.35% | 0.35% |
- JEPIが向いている人
- 市場変動に強いETFで安定収益を求める
- 長期的に低リスクで運用したい
- ボラティリティを抑えながらインカムを得たい
- JEPQが向いている人
- ハイリスク・ハイリターンを狙いたい
- NASDAQ 100の成長性を活かしたい
- 高い分配金利回りを重視したい
実際の投資家の声と専門家の見解

ネット上の口コミから見える「jepq やめとけ」の意見
実際に投資家の間では、短期的な市場の急変や税金・手数料の負担について不満の声が上がっています。特に、急激な上昇局面での利益が抑えられるという点については、多くの意見が見受けられます。こうした実体験が、「jepq やめ とけ」というアドバイスにつながっていると考えられます。
専門家の分析と今後の展望
一方で、長期的な視点からは、JEPQの安定した配当金と市場の成長性に期待を寄せる専門家の意見もあります。市場環境や運用手法の改善により、今後リスク管理が進む可能性もあり、一概に「jepq やめ とけ」と断定するのは早計とも言えるでしょう。最終的な判断は、自身の投資スタイルとリスク許容度に基づいて行うべきです。
米国人気高配当ETFのSCHDとJEPQのどちらが将来の分配金が多いか検証しました。ブログ版です
— たかにん (@kabutakanin) January 10, 2025
NISA、再投資、積み立て、様々なパターンでシミュレーションhttps://t.co/kEPZjaQhhD
JEPQはやめとけではなく自分に合った投資なのか?

「jepq やめ とけ」という意見は、投資家それぞれのリスク観や短期的な利益追求、そして税金や手数料の負担に起因している部分があります。しかし、長期的な安定収入を目指す投資家にとっては、JEPQは十分に魅力的な選択肢となる可能性もあります。
- 長期投資を志向する方: 毎月の配当金による安定収入や、リスク分散効果を活かしながら資産形成を目指す戦略として検討する価値があります。
- 短期売買を狙う方: 市場の急上昇局面でのキャピタルゲインを重視する場合は、JEPQは適さないかもしれません。
最終的には、自分自身の投資目的、リスク許容度、そして資金計画に合わせて、複数の選択肢を比較検討することが重要です。情報収集を怠らず、常に最新の市場動向をチェックすることで、賢い投資判断につなげることができるでしょう。
JEPQ やめとけ?まとめ

本記事では、主要キーワード「jepq やめ とけ」を軸に、JEPQの概要や運用戦略、さらには市場リスク、カバードコール戦略の限界、税金・手数料の問題などについて詳しく解説しました。
- 市場の変動性とリスク管理: Nasdaq市場の急変動リスクと、その対策としてのカバードコール戦略のメリット・デメリットについて触れました。
- 投資コストの重要性: 税金、手数料、為替リスクなど、海外ETFならではのコストについても詳しく解説し、投資家が実際に受ける負担を理解することの大切さを示しました。
- 長期投資と短期売買の違い: 自分の投資スタイルに合わせた判断が必要であることを強調し、「jepq やめ とけ」という意見も一つの参考情報として捉える重要性を述べました。
最終的に、JEPQがあなたにとって最適な投資対象かどうかは、自分の投資戦略や目標、リスク管理の考え方によって異なります。多くの情報を収集し、専門家の意見や実際の投資家の体験談を参考にして、自分に合った判断を下すことが、成功する投資への第一歩です。
以上、JEPQに関する徹底解説記事でした。この記事が、あなたの投資判断の一助となり、安心して資産運用に取り組むための参考になれば幸いです。最新の市場動向や経済情勢を常にチェックし、自分にとって最適な投資戦略を構築していきましょう。

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最低手数料 | 0ドル | 0ドル | 0ドル | 0ドル |
為替手数料 | 片道25銭/ドル(住信SBI経由で4銭) | 片道25銭/ドル(買付時は0銭) | 片道25銭/ドル | 片道25銭/ドル |
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